大阪教育大学附属幼稚園の受験スケジュール
いつ何をするかが一目でわかる完全ガイド
大阪教育大学附属幼稚園の受験は、園庭開放・入園説明会・願書提出・入園選考(行動観察・面接)・合否発表といった流れで進んでいきます。
ふぞよ塾では、「いつ、何をしておけばいいの?」「いつから対策すればいいの?」という声をもとに、最新の募集案内や園の公開情報などから見えるスケジュールを軸に、保護者の方が「実際にどう動くのがよいか」という視点で記事として整理しました。
受験の流れに対する理解を深め、しっかり準備しながら受験を乗り切ってください。
※具体的な日程や条件は毎年度変わることがあります。最終的には、必ずその年度の募集案内・入園説明会で最新情報をご確認ください。
1. 大阪教育大学附属幼稚園の受験スケジュール(年間の流れ)
大阪教育大学附属幼稚園の受験スケジュールは大きく次のような流れになります。例えば、2025年度の場合は以下のようなスケジュールでした。
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2024年秋〜2025年春
附属幼稚園による未就園児向けの園庭開放 -
2025年9月
入園説明会(願書配布・募集要項の説明。必須ではないものの参加推奨) -
2025年10月
願書提出/入園選考(行動観察・面接など)/合否発表および入園手続き(選考の翌日または翌々日)
上記の流れを念頭に、どのように準備をしていくのがよいのか、ふぞよ塾としての見解を以下でお伝えしていきます。
2. 大阪教育大学附属幼稚園の受験準備は何歳から始めるべきか?
ふぞよ塾としては、大阪教育大学附属幼稚園の受験は半年〜10ヶ月という準備期間が適切ではないかと考えます。つまり、受験が10月にあるとしたときに、その年の1月〜5月くらいから始めていくと、十分な準備期間を確保できるということです。
2-1. 0歳〜1歳
生まれ月にもよりますが、0歳や1歳の時点で受験に全力で向かっていく必要はありません。試験のどの科目でも確実に必要になってくるのは、保護者と子どもとの意思疎通ですが、この時期はまず「保護者の指示が子どもに高確率で通る」、「子どもがいろんなことに興味関心をもって遊ぶことができる」という状態をつくることが大事です。
幼児教室や塾に通って知育を行う必要もなく、まずは当たり前のことを当たり前にできること、月齢に見合うように子どもが成長していることを大事にしてください。
ただし、受験資格の確認だけは早ければ早いほど良いです。お住まいの場所からは通園が許可されているか、実際に合格した場合に通園できるかどうかを知った上で、附属幼稚園の受験に向けて行動してください。
大まかな受験資格の調べ方については、大阪教育大学附属幼稚園の受験ガイドも参考にしてください。
2-2. 受験年の1月〜4月
受験を意識し始めるのにちょうど良い時期です。過去問を調べてみたり、受験スケジュールを把握したりすることで、「どんな準備が必要か」、「自分と子どもはどうやって合格に必要な力をつけていこうか」などについて、作戦を練っていきましょう。
試験内容を保護者が理解できてくると、現状で保護者と子どもがどの程度その試験に対応できそうかを想像することができます。また、対策塾などが行っている体験会などで実際に過去問に近いレッスンを親子で受けてみると、合格との距離がよりリアルに把握できるようになり、自分たちに何が必要かを判断しやすくなります。
また、可能であればプレ幼稚園や保育園のような場所で、家族以外の人と過ごすことや集団生活に慣れていくのも良いです。試験当日は多くの人が集まる中で、普段通りの行動をできることが求められます。実際に、試験当日に大泣きしてしまう子、普段とは違う行動をおこなってしまう子は多く現れます。試験当日に大崩れしないよう、この頃からプレ幼稚園や保育園を意識しておくことが受験対策にもつながるでしょう。
2-3. 受験年の5月〜8月
徐々に追い込みに向かっていく時期です。試験で課されることを9月にいきなりできるようになることを期待せず、この時期に「親も子も試験内容に対応できる、場慣れしている」という状態をつくっていきます。
例えば、附属幼稚園の行動観察では工作が課されることが多いです。この工作ですが、とても簡単な素材を渡されて「これで遊んでください」とだけ言われるのですが、初見では「これで何を作ればいいの?」と親も子も戸惑ってしまう可能性が高いです。
その時に、子どもはどんどん体が動く、親は子どもをサポートできる、遊びを広げられるという状態を作っていくと、他の方よりも有利に受験を進めることができます。
ただ、上記で例に挙げた工作にしても、すごい作品をつくることが求められているわけではないので、そこには注意が必要です。大阪教育大学附属幼稚園の試験で課されるそれぞれの問題には、背景に共通してどのような意図があって、どのように振る舞うべきなのかという根本のところをこの時期に親側がしっかりと理解を深め、どんな試験内容でもその根本の理解を表現していけるようになることが大事です。
2-4. 受験年の9月
9月は仕上げの月です。入園説明会も例年この月に複数回行われます。受験資格などを再度確認しながら、入園説明会でもらえる入園願書の内容も固めていきます。
また、親側の面接対策もこの時期に本格的に固めていくと良いです。5月〜8月にすでに附属幼稚園に対する理解を深めていれば、どのような問題がきた時にどう答えていくべきか、を自分なりの答えを作ることができるはずです。過去に問われた内容などをベースに「このパターンの問いが来たら、このパターンで対応する」というリストを自分で作成すると、当日の対応力が上がります。
残念ながら、大阪教育大学附属幼稚園の面接は双方向の会話形式ではありません。十分に考える時間を与えられずに回答を求められるタイプの試験で、こちらの言いたいことを引き出してくれるような仕組みもありません。しっかりとした事前の準備が必要です。
2-5. 受験年の10月
いよいよ受験の月です。この月の前半は親側の最後の磨き上げと子どものペース維持が大事です。午前と午後に分かれる受験時間も、この時期に自分は午前と午後のどちらなのかを知ることができます。それに合わせて、子どもの生活リズムを作っていきましょう。
月の後半には、体調管理やお昼寝時間の管理が大事になってきます。体調不良者は受験できないルールとなっており、また少しの体調不良であっても、子どもがいつもと違う振る舞いをしてしまうことも考えられます。この時期はこれまで積み重ねてきたことを信じ、無理にトレーニングを行うのではなく、「いつも通りの力を当日発揮できるようにすること」をゴールにしてください。
3. 園庭開放・施設見学をどう活かすか
附属幼稚園では毎年、未就園児を対象とした園庭開放を複数回行っています。
- 参加できるのは未就園児(年齢は問わず)
- 園庭のみの開放
ふぞよ塾としては、この園庭開放を附属幼稚園の豊かな環境を感じ取っていただく場として活用していただくことをおすすめしています。また、試験の前に一度でも幼稚園に訪れていると、当日も緊張せずに試験に臨めるという方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、大阪教育大学附属幼稚園の入園試験に合格するという観点においては、この園庭開放は参加が必須なイベントではありません。日程も限られていますので、ご家庭の都合に合わせて参加を検討するのが良いと思います。
4. まとめ
大阪教育大学附属幼稚園の受験スケジュールは、
- 受験が本格化する前の緩やかな準備時期
- 園庭開放や施設見学で園の雰囲気をつかむ時期
- 入園説明会で情報を固める時期
- 願書提出・入園選考という本番の時期
と、1年以上の時間軸で進んでいきます。
ふぞよ塾として大事だと考えているのは、附属幼稚園の受験を考え始めたら早めに「いつ何をするか?」をイメージすることです。どの程度準備していくかは志望度や家での過ごし方によっても異なります。自分と子どもに合った準備期間を念頭に、試験に臨んでください。
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出典
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大阪教育大学附属幼稚園 園庭開放
https://f.osaka-kyoiku.ac.jp/fuzoku-k/wp-content/uploads/sites/3/2025/03/R7kindergartenopen.pdf
※本記事は、ふぞよ塾が独自に整理した内容です。制度や条件、日程等は年度によって変更される場合があります。実際に受験や準備を進める際は、必ず最新の募集要項・公式情報をご確認ください。